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毎週木曜日更新

第7回 機能、ファッションへのこだわり

2007.8.16

いやいや、毎日暑い日が続いていますね。
この暑さの中、皆さんはゴルフを楽しんでいますか? それともお休みですか?
ツアープレーヤーはこの暑さに関係なくプレーしていますが、本当はプレーしたくない時もあるそうです。<苦笑>
皆さんは、この暑さをどのようにしのいでいますか?
プレー中に暑さから身を守るには、傘や帽子、ウェアが考えられますが、何か対策を講じていますか?
女子のプレーヤーの中には、プレー以外は傘をさしながらラウンドしている人もいるようです。お肌への気づかいでしょうか?
傘と言いますと、白系統の色は暑さ対策、濃い色系統は紫外線対策に効果的です。
再度自分の目的に合ったものを選びましょう。

男子のプレーヤーはもっぱら帽子が主流のようです。
帽子は頭や顔の一部を直射日光から守ってくれますが、ツアープレーヤーの場合、広告としての役割を果たすこともあります。
メッシュハットやハンチングなどをプレー中に使用しているのをよく見かけますが、私が帽子で印象に残っているのは、片山選手のトレードマーク“テンガロンハット”です。
先日の全米プロでもその姿を見ることができ、我々を楽しませてくれました。
しかし、試合以外の練習やプロアマのラウンドでは他の形の帽子を使用していて、テンガロンハットを使用していないようです。
片山選手にとってテンガロンハットは、まさに勝負モードに入った証なのかもしれません。
それ以外にもプレーの邪魔にならないように、重さ(軽さ)や素材(通気性、季節に合ったもの)にもこだわっているという話を聞きました。さすがプロ!!


またツアープレーヤーの中には、ウェアメーカーから依頼され、着心地や素材選び、デザイン、サイズチェックなどの開発に一役かっている選手もいるようです。
これもプロのこだわりですね。
この時期のウェアは、吸湿性や通気性のよい素材で、色も熱を吸収しないもの(白系統の色)、汗で皮膚にまとわりつかないものを選んで着ることをお勧めします。

夏のゴルフに快適なウェア
またTシャツではなく、襟のあるものを選ぶのもこの時期のポイントの1つです。
女子の試合を観戦すると、襟を立てて、首筋を直射日光から守っているのをよく見かけませんか。
首筋の部分は直射日光を受けやすく、熱中症の原因にもなりますので注意が必要です。
もし暑さでからだを冷やしたければ、その首筋を冷やすことをお勧めします。
そして気になる汗の話ですが、暑い時や運動をした時に出る汗は、エクリン汗腺というところから出ています。
このエクリン汗腺から出る汗は、もっぱら体温調節の目的で出る汗で、99%が水分、残りの1%が塩分で、無臭です。(からだにはこの他にアポクリン汗腺、皮脂腺があります。)
しかしこの汗をそのままにしておいて、クラブハウスなど冷房の効いた部屋に入ると、たちまちからだが冷えて筋肉を硬くし、肩こりや夏風邪などの原因にもなりますので、汗をかいたらすぐにふき取るか、クラブハウスに入室後すぐにウェアを替えたり、入浴することをお勧めします。
簡単にできる肩と首のストレッチ
上腕三頭筋のストレッチ
上腕三頭筋と体側のストレッチ
首のストレッチ
上腕三頭筋のストレッチ
上腕三頭筋と体側のストレッチ
首のストレッチ
皆さんも暑さに注意し、機能やファッション性にこだわり、プレーを楽しんではいかがですか・・・
 
次回更新予定:2007年8月23日

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