トーナメントの場合、アマチュア競技においても同様ですが、選手が持っているスコアカードは自分のスコアを記載するためのものではありません。
ゴルフ場でよく見るような同伴の競技者全員のスコアを記載できるように18(ホール)×4(人)のマスが書かれたスコアカードではなく、18×1のスコアカードになります。これは同伴競技者のスコアを付けるためのもので、自分のスコアを付ける人を「マーカー」と呼びます。
スタート前のティーグラウンドで、その日誰のスコアをつけるのか、そして誰が自分のマーカーかの確認が行われます。18ホールを終えると、アテストルームと呼ばれる場所でマーカーが署名したスコアカードをプレーヤー自身も間違いがないか確認し、OKであれば署名(サイン)して提出し、競技終了となります。
テレビで優勝を決めた選手が歩いて小屋などに入っていく姿を見たことがあれば、そこがアテストルームで、そこで間違いなくスコアカードが受理されれば優勝が確定ということになります。