しかしこの大会の大変だった思い出としては、とにかく寒い!ということがあげられます。
もちろん時期的な問題ですが、寒い中のキャディはいつもと少々することが違ったり、仕事が増えたりします。
まず、違ってくる部分とは、マネジメントの部分です。
寒いといつもより飛距離が落ちますが、地面が硬くなるためにランがいつもより多く出ます。
体も服装などの影響もあってか、動きが多少鈍くなります。
増える部分というのは、その服装による動きの制限を少しでも減らすためのものです。
例えば、歩いている最中には上着を着用して打つときだけ脱ぐようにしたり、場合によっては保温性の高い手袋をしてもらうようにします。プレーの進行が滞った場合などは、体を冷やさないように軽く体を動かすように促したり、流れを止めない程度に素振りをしてもらうようにしたりします。面白い話、思わず傘を振ってしまうのと一緒で、選手にクラブを渡せばその選手は無意識でもクラブを振るものです。