今週は、ツアー競技者になる大変さを皆さんに知っていただき、また競技者の皆さんへエールをおくりたいと思います。
先週は男子のツアー競技カシオワールドオープンゴルフトーナメント(Kochi黒潮CC)で、手嶋多一選手が欧州ツアーで力を発揮できなかったうっぷんを晴らすかのように、今シーズン日本ツアーで初の優勝。
女子は国内メジャーのLPGAツアーチャンピオンシップ(宮崎CC)で、古閑美保選手が5打差を逆転しての優勝、これで女子は日韓女子プロゴルフ対抗戦(福岡センチュリーGC)を残すのみとなり、今年も最後まで熾烈だった国内ツアー競技会での来季の出場優先順位(シード権)争いに終止符が打たれました。
男子は賞金ランキングの70位まで、女子は51位までに来季のシード権が与えられますが、男子はまだ2名のシード権枠が決まっておらず、最終戦の日本シリーズJT杯(東京よみうりCC)に出場する2名の選手(ジーブ・ミルカ・シン、Wリャン)の結果によって、4名の選手(H・T・キム、白潟英純、ジーブ・ミルカ・シン、Wリャン)の来季の行方に大きな影響を与えるため、大変気になるところですが、ほぼ今シーズンのシード権争いに関わるツアー競技は男女共に終了いたしました。
今季の賞金ランキングによる来季のシード権のボーダーラインを見ますと、女子のカットラインが約1600万円弱と金額が上がっているのに対し、男子は約1000万円強と金額が下がっていることや、試合数が女子の36試合に対し男子が24試合と、やや今シーズンの人気の流れを感じる内容となりました。 しかし次世代のスター候補生の活躍によっては、来年以降の巻き返しが期待できる予感がする今シーズンでもあったように思います。
男子も女子も、来季のツアー競技出場権獲得競争がすべて終了したわけではありません。 男子に至っては来季の出場権を得るためにファイナルクォリファイングトーナメント(108ホール)がつい先日から行われ、ツアー競技が終了したからといってゆっくりしているわけにはいかないようです。 ファイナルクォリファイングトーナメントとは、ファースト、セカンド、サードの3つのトーナメントを順に勝ち上がってきた競技者が出場することができ、その他として本年度シード権を持っていたが、来季のシード権を喪失してしまった選手などが出場できるトーナメントです。 競技参加者は約200名にしぼられ、3日間の予選と2日間の決勝ラウンドの順位によって来季のツアーに出場できる試合数が順に決まります。
■ファーストQT( 54ホール ・ 7月末 ~ 8月上旬) ■セカンドQT ( 72ホール ・
9月上旬~10月中旬) ■サードQT ( 72ホール
・10月末 ~11月上旬) ■ファイナルQT(108ホール・11月28日~12月3日)
もちろんそこには天国と地獄の分かれ目のような境遇が待っており、ツアー競技者になればばら色のオフが待っていますが、敗れれば極端ではありますが職を探さなくてはいけない地獄のような境遇になることも考えられます。
今シーズンの賞金ランキングで来季のシード権を獲得した競技者は、今やオフの過ごし方を考えていることでしょう。 まずはゆっくりとからだを休めて下さい。
現在ファイナルクォリファイングトーナメントで戦っている競技者は、来季の出場権を獲得するために、全力でがんばって下さい。 ファイナルクォリファイングトーナメントに出場資格がなく、来季のツアー出場権を取得できなかった競技者は、まずはからだを休めて、頭とからだをスッキリさせてから来季の構想を練ってはいかがでしょう。きっといい案が浮かぶと思います。
しかし男子の賞金王争いは今だ続いています。 今日から始まる日本シリーズJT杯に出場する選手は、少しでも賞金王に近づけるようにがんばって下さい。 来週からは天国のようなオフが待っています。
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