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第10回 握力を鍛えよう! 

2007.9.6

皆さんは、ゴルフスイングのインパクトの瞬間、グリップの位置がずれたり、プレーの後半になって手に力が入らなくなったりしたことがありませんか?
また、手に力が入らずクラブを離してしまったことがありませんか?
雨の日はグリップが滑って、握りの位置がずれたりすることはあると思いますが、普段からそうなってしまう人は、握力が少し不足しているのではないでしょうか。

人間の力は、ほとんどが末梢から中枢へ伝わると言われています。
簡単に話をすると、体の先端部分(指先)から動き始め、心臓の方向へ動きの力が伝わっていくということです。
ゴルフでは、クラブを握るのが最初で、次に手首、肘、肩の動きへと移行し、腰の回旋でクラブを振ることになります。
そのはじめとなるクラブを握る力がなければ、手首、肘、肩、腰の動きへと力が伝わらず、クラブを振る力が十分でなく、飛距離が出なかったり、狙った方向を捉えることができません。

グリップの握りでシャフトを支える力が最も必要なのは、5本の指の内、第3指(中指)、第4指(くすり指)、第5指(小指)と言われていますので、握力の強化は、この3本の指が中心になります。
しかし方向性を安定させるには、第1指(親指)と第2指(人差し指)の支えが必要になりますので、こちらも強化していきましょう。
ツアープレーヤーの中にも、ツアーの後半になって疲労が溜まり、飛距離を十分に出せなかったり、方向性がぶれたりして悩んでいる人がいるようですが、その原因の1つに握力の低下が考えられます。
それを解消するには、ツアーが開催されるシーズン前やツアー中にも十分なトレーニングをすることが大切なのです。
皆さんも日頃から強化しましょう。
そこで今回は、そのような握力を強化する方法をいくつかご紹介したいと思います。
【握力の強化方法】
1.何も使わず、指全体に意識を持たせる方法

体の前に手を出して、グーとパーをゆっくり繰り返し行いましょう

☆指先までしっかり力が入ることが大切です
☆お風呂の中で行うのも効果的です
2.シャフトを支える力を最も鍛えられる方法
第3指(中指)、第4指(くすり指)、第5指(小指)を使って、ゆっくりとボールを握りましょう
3.いろいろなものを使って握力を鍛える方法
雑巾しぼりをしましょう
新聞紙など、紙を手で丸めていきましょう
ゴム素材のトレーニング用品を活用しましょう
 
次回更新予定:2007年9月13日

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