皆さんこんにちは、アスレティックトレーナーの黒澤です。 この年末年始も皆さんは、ゴルフを楽しみましたか? 寒い国内でプレーされた方もいれば、暖かい国外で真っ黒になってプレーした方もいるとは思いますが、皆さんにとってはどちらも楽しいゴルフだったことでしょう。 それとは対照的に危険な体験をした方もいるのではないでしょうか???
私は以前、ゴルフ場ではありませんが、何度か交通事故や駅のホームで、意識を失って倒れている人に遭遇したことがありますが、皆さんだったらそのような時、どうしますか?
もしゴルフのプレー中に親しい同伴者が意識を失って倒れた時、皆さんはどう対処しますか。 大声で助けを呼びますか? それとも意識が戻るのをじっと待ちますか? もし意識が戻るのをじっと待っていたら、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。 まずは、『耳元での問いかけ』や『肩を叩く』などの意識の確認を行い、刺激に反応しなかったら、すぐに助けを呼びましょう。
脳が酸素なしで生きることができる時間は、3~4分と言われています。 また、心臓停止後約3分で50%が死亡、呼吸停止後約10分で50%が死亡、
多量の出血後約30分で50%が死亡するとも言われています。
もし呼吸をしていなかったり、からだの動きが感じられなかった時、いつまでも意識が戻るのを待っていたら、永遠に意識が戻ることはありません。
また119番に連絡をしたとしても、日本では救急車が到着するのに約6分を要すると言われています。 そのような時、一刻も早くその場の状況を把握し、迅速な救命処置(CPR=心肺蘇生法)ができたら、人が助かる可能性は高いのです。
皆さんは、『CPR』この言葉を知っていますか? CPRとは、Cardio竏単ulmonary Resuscitationの略語で心肺蘇生法のことです。 心肺蘇生法は、心臓と肺の動きを他動的に働かせ、脳の機能を維持・回復させることが目的です。
Airway・・・気道確保 |
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・空気の通り道を確保するために行う |
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・異物がある場合は、取り除く |
Breathing・・・(人口)呼吸 |
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・呼吸がなければ息を吹き込みます。 <呼吸の確認方法> 目で確認⇒胸の動きを見る |
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耳で確認⇒呼吸音を聞く 頬で確認⇒息を感じるか |
Circulation・・・胸骨圧迫 |
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・心臓が止まっている時は、胸骨部を圧迫して心臓マッサージを行う | 皆さん、CPR(心肺蘇生法)の必要性を理解して頂けましたか? しかし理解したからといって、すぐに出来ることではありません。 皆さんが安心して生活するためには、日本赤十字社や国際救急救命協会などの専門機関や救急隊の講習会に参加してより安全な知識を習得しましょう。
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