こんにちは、アスレティックトレーナーの黒澤です。 ゴールデンウィークになって良い天気が続いていますね。 この陽気に誘われて、皆さんゴルフを楽しんでいるのでしょうか? しかし、4月には光化学スモッグも発令されていましたので注意して下さい。
  先週は、手のかたちや指の動きが正常かどうか見て頂きましたが、皆さんどうでしたか? 今週は、手首の動きが正常かどうか、手首の動きを助ける前腕部の柔軟性があるかどうかを見てみましょう。
   
もちろん手首の動きは、ゴルフのスイング時にとても重要です。 ゴルフのスイング時の手首の動きがスムーズに行なえるようにチェックしてみましょう。  
手首は、前腕部の動きを含め6方向に動きますのでチェックしてみましょう。 また正常な可動範囲まで動かすことができるか、次に表した参考可動域角度と比べてみて下さい。  
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屈曲・掌屈(しょうくつ) |  
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0°~90°手のひらの方向へ動かしていきます。 |   
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伸展・背屈(はいくつ) |  
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0°~70°手の甲の方向へ動かしていきます。 |   
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橈屈(とうくつ) |  
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0°~25°親指側に動かしていきます。 |   
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尺屈(しゃっくつ) |  
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0°~55°小指側に動かしていきます。 |   
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回内(かいない) |  
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0°~90°手のひら側に動かして、手のひらがテーブルなどにピタリと着くようにしましょう。 |   
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回外(かいがい) |  
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0°~90°手の甲側に動かして、手の甲がテーブルなどにピタリと着くようにしましょう。 |   
もし手首の動きが悪く、硬さを感じたら、前腕部の柔軟性を取り戻して下さい。 参考に次のようなストレッチを行ってみましょう。
   
| 1. | 
前腕の内側のストレッチ |  
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| 2. | 
前腕の外側のストレッチ |  
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またアドレスからスイング終了まで、手首がどう動くかを確認して、スイングに必要な動きがスムーズにできているかもチェックしてみましょう。  
皆さんの中には、練習を行ないすぎて手や手首を傷める人も少なくないようですので、次回はそのようにゴルフで発生する手や手首のケガについてお話しいたします。   |